セロリの特有の香りの効能
セロリの漬物
セロリ特有の香りに効能あり！です。あのセロリの特徴的な香りは「アピオイル」という精油成分、アピインなどからきています。実はこうした成分にはイライラした気持ちを鎮め、精神を安定させる作用があるとされています。
ちなみにアピインはセロリ、パセリなどに含まれるポリフェノールの一種となっています。ポリフェノールとは、植物の光合成によって生成される化合物の総称で、植物の苦み、渋み、色素の成分となっています。自然界にはポリフェノールが5000種類以上存在しているのです。
葉や茎、実などに含まれており、特にビルベリーや緑茶など、色が濃い、もしくは渋味が強い植物に豊富に含まれています。
「ポリ」は「たくさん」という意味でと、ベンゼン環に水酸基（OH）に結合した化合物「フェノール」と合わせてこの名前がついています。もともと水酸基には活性酸素を捕えて除去するという、つまりは抗酸化力があります。従ってポリフェノールは抗酸化作用を持った成分なのです。
何より活性酸素を除去する効果がありがたい点です。活性酸素は、人間の体内に存在しています。本来は外界から侵入した細菌、ウイルスを撃退するための物質なのですが、ストレス、喫煙、紫外線などの要因がからまると、必要以上に体内で増加し、今度は体内のたんぱく質、脂質、DNAを傷つけてしまうのです。それで老化や生活習慣病の原因になるとされているのです。
これをポリフェノールの抗酸化作用で除去するわけです。病気に対抗する力、アンチエイジング効果が期待される成分です。また、高血圧抑制、食欲増進という効果もあります。